続き。統計データと過度の最適化の問題。

競馬予想で、よくあるデータ、性齢や枠順などのデータは、
それが一時的な傾向でいずれ平均値に回帰していくものなのか、
それとも、論理的な根拠を持った、誰もが納得できる理由を
伴っているのか、どちらなのかが問題であり。

様々な条件の下で、複雑に導き出した式により
高い回収率を誇っても、複数の前提を置いている以上
ひとつの前提が壊れるだけで結果が変わる。
それが、過剰な最適化の問題であり、

いかにシンプルな式を構築していくかが課題であろうか。
また、流行の方程式はオッズを下げることが多いということ。

現在でいえば、上がり最速馬を狙うのは個人的には正しい
選択にみえない。多くの新聞で上がり最速の情報が流れ、
馬券の一角に組み込まれることが容易な情報。


あとは、自分が把握しきれない、可変要素が大きく結果に作用する場合。
連敗に怯えてしまう人間の弱い心理の問題といってもいいか。

結局、完璧をめざすより、ざっくりした骨組みなのに、長期間倒れない
スタイルを構築して一年間トータルで勝負できるか大事だという結論。

単純でありながら、確実な優位性を示すパターン。
単純であるがゆえに、これでいいのかと悩むのだけれど、
「馬鹿になれ」と再び三度自分に言い聞かせることが必要。

真実は単純な規則の一貫した執行の中にあるが
なぜか人間はそれを信じたくない。秘密の宝箱を見つけないと
他人には勝てないと考えたがる。

あとは、自分を信じて機会を待つ。それだけなんですけどね。