「タートル流投資の魔術」を競馬に活かす??
- 作者: カーティス・フェイス,飯尾博信+常盤洋二,楡井浩一
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/10/17
- メディア: 単行本
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先日も紹介したが、改めて読み直し自己流に競馬のために解釈。
p30より引用というか、勝手な解釈。
競馬をする際に、惑わされてはならないのが、
過大な希望、買い時なのに竦んでしまう恐怖。
思い込みから勝負レースにつぎ込みすぎる貪欲。
せっかく調べたデータをちょっと機能していないから
といって投げ捨てたあとに大きな当たりを招く現象。
人々の現実世界における認知のゆがみこそ、
妙味ある当たり馬券への扉となる。
損失回避=劇走の可能性ある穴馬を狙わず、的中率が高いが儲からない
人気馬をかってしまう。(良く当たるがトータルでは勝てない)
埋没費用効果=過去の勝ち負けに囚われて、次の買い目を合理的に決められない。
処理効果=ピントが合っている時に、早々と勝ち逃げしすぎたり、
予想と馬場が合っていないときなどに深追いしすぎていないか。
結果偏向=決断の過程ではなく、たまたまの的中を喜んでいないか
直近偏向=過去の長期的かつ信頼できるデータより、最近の数回のデータに
まどわされていないか(馬場状態などではあてはまりませんが)
係留=簡単に手に入る情報に惑わされていないか
バンドワゴン効果=大勢が受け入れる人気馬の死角探しを諦めていないか
少数の法則信仰=あまりに少数の信頼性ない情報を信じすぎていないか。
以下のように考えて毎週毎週続く馬券という市場に挑みたいですね。
p81より引用しつつ改変
①現在形で取引せよ
競馬はあくまで独立事象 過去にくよくよしたり未来を予測してはいけない。
前者は非生産的 後者は不可能
もともと、競馬は人間の目では予測できない部分が大半であり、
予測しつくすのは不可能である。可能なのは、他人のミスジャッジを見逃さないこと。
②予測しようとせず、確率で考えよ
市場を予測して当てるより、カジノ業者の気分で長い目で見て、
成功する確率が高そうな作戦を一貫して実行せよ。
土方プロの言う『馬鹿になれ』という格言もこの類か。
③取引には自分で責任を取れ
外れても自分のせい、運が悪かったとかツキがなかったとか
言ってはだめ。そこから何かを学びたい。
ストイックすぎる面もありますが、理想は理想ということで。