みんなが黒字を期待しているが、

結局、誰かの損失をもって、誰かが得すると言うのが現実。
しかし、損をするのは決して馬のせいでも馬場のせいでも
天候のせいでも騎手のせいでも調教師のせいでもない。

購入者のせい。ここが一番苦しいところ。
ただ、負けてもいい。リスクは受け入れつつ、一定の期間
内に黒字に収束させる自信と自分への信頼を持つべき。

毎回自分の願望どおりに周りが動かないのは当然。
逆に、自分の願望を超える幸運もランダムに得られることも当然。
この感覚を自然な状態だと受け取るべき。

戦う相手は自分であって、外部の環境はあくまで審判だと割り切る。
マーケットは中立国。

素直にチャンスとそうでないレースを分ける。
その中間の広大な層では軽く遊ぶのみ。
チャンスでは、規律と勇気を。その他では禁欲を。

自分がぶれると、責任転嫁が起こりやすくなるので注意。
来週こそは、ではなく、今週キッチリ。来週もベストを。


自分の能力はあくまで有限であり、他人よりもクレバーな分析は
かなり難しい。自分が優れているから勝つのではなく、
負けに吸い込まれないから結果的に残っていくという感覚で。

人の心は、ついつい自己正当化に走りがちであり、
それは時に必要だが、こと本気の勝負では絶対に
正当化しないことが要件。

上流からランダムにチャンスが流れてくる。
桃を見つけたら、必ず拾う。
腐った桃でも拾う。

機会に投資すると言うことは、そういうものだと割り切る。

繰り返されるオッズの動きは、人間が起こすもの。
知識の欠如を嘆くことなく、張れるところで張り、
張れないところでは決して張り込まない。それが大事。

バブルは必ず崩壊するし、冷静かつ本能に抗うものが勝つ。