いい文章をコピペで転載します。

全部が全部納得行くわけではありませんが。

先週土曜の中山12レースで、馬連3000円台を1点的中

させたのは、以下の考え方に近い考え方です。

つまり、人気馬が毎年のように決まったパターンで飛ぶ時に

真剣に2番人気以下の馬の成績を検討して3番人気と6番人気を

選んだわけです。そして、相手は穴しかないと繰り返し、繰り返し

断言したわけです。






http://homepage2.nifty.com/toritei/joe.htm

穴馬券の期待値を考える清水周生

 間違いなく穴と呼べるような馬券は、どんなレースでも実に多く存在している。18頭立てで行われた2001年の日本ダービーは、馬連の全組み合わせ153通り中、なんと135通りが50倍以上。その日の東京競馬場で最も出走頭数が少なかったのは第7レースの駒草賞の8頭立てだが、そのレースでも枠連28通り中15通りが50倍以上だった。出走頭数が多いレースほど穴馬券が占める割合が特に多くなるが、たとえ頭数が少なくても、本命馬券より穴馬券の方が多いことに変わりはない。20倍台、30倍台でも穴と呼ぶなら、連勝馬券のほとんどが穴となっている状況なのだ。
 したがって、穴を狙う場合、常に本命狙いとは比較にならないほど広範な選択肢の中から購入馬券を選ばなくてはならない。狙っているオッズ以上の馬券が100通りなんてことはザラ。とてもじゃないが常識的な買い目数に絞り込むことはできない。もちろん、穴党の多くは、オッズだけでなく馬柱の成績などからファンダメンタルを考慮して番狂わせを起こしそうな馬を選ぶ。馬柱でほとんど印がないような馬、単勝オッズ20倍以上つくような馬は必ず複数存在する。ちなみに2001年の日本ダービーでは単勝オッズが20倍上の馬が14頭いたのだが、馬券の対象をその半数に絞れたとしてもボックス買いでは21点もの買い目になってしまう。実際には、そんな下位人気の中に本気で馬券を買いたくなるような馬は少ないだろうから、予想は実に難しい。
 穴馬券は非常に絞り込みにくく、予想も困難だからこそ、まず最初に連対率が最も高い1人気を検証していく必要があるのだ。単勝1人気を軸にとしての拠り所にできれば、それだけで購入する馬券は大きく絞り込める。単勝1人気を含めて気になる馬が7頭いたとしても、ボックス21点買いでなく、軸からの6点流しにできれば、利益効率は飛躍的に向上する。
 一方で、その作戦を有効に使いこなせるようになれば、その逆のパターンも駆使することができる。
 単勝1人気の出現しやすいパターンでなく、単勝1人気が最も出現しにくいパターンを読み、より穴らしい穴を狙い撃つするという作戦である。狙いが絞りづらくなるというのであれば、そのレースをケンして無駄玉を抑えるという作戦も考えられる。
 何度もいうように、単勝1人気の配当は低い。平均配当を2.2倍とすれば単勝売上の36.4%のシェアを集めていることになるのだから当然である。馬連でも当然ながら上位人気のほとんどが単勝1人気絡みだ。だからこそ、それを狙えばある程度の的中率が見込めるわけだが、逆に単勝1人気が飛んでくれれば、それだけで穴馬券が出現しやすくなるという側面もある。
 2001年(9月2日現在)の馬連の平均配当は54.3倍。これでも例年よりは高い傾向にあるのだが、単勝1人気が2着以降のレースでは平均72.4倍。さらに連もはずしたレースでは平均96.9倍にものぼる高い配当を示している。単勝1人気絡みの馬連は平均20倍にも満たないのだから、連をはずしてくれた方が何倍もオイシイということになる。
 おおまかに計算すると、単勝1人気が連をはずした場合の連対時の約6倍。つまり、単勝1人気をはずして馬連を購入しても、単勝1人気の連対率(55%)の6分の1の確率があれば、期待値の面では五分ということなのだ。
 わずか9%、1日1回、1開催8〜9回の的中で五分なのだ。実際、単勝1人気が連をはずすレースは約45%もある。前掲した単勝1人気が出現しやすい条件を見ても分るように、単勝1人気が50%を優に超える連対率を示す条件もあれば、単勝1人気絡み以外の馬券を狙った方が、回収率の面ではずっと大きな期待が持てるのである。
 単勝1人気の連対率の高さに恐れてばかりいては能がない。馬券を当てることも嬉しいだろうが、儲けなくては意味がない。そして、同じ儲かるのでも、より大きな配当をモノにし、爆発的な利益を得た方が経済的にも精神的にも満たされる。そのためには、単勝1人気を積極的に蹴飛ばす意思と、その成功率を高める確かなテクニックを身につけることが重要になってくる。