後だし、マイルCS 解題

スーパーホーネット

アグネスアーク
フサイチリシャール
ダイワメジャー

キングストレイル
×カンパニー
×スズカフェニックス


よくG1が行われる1600メートルという距離は、序盤=中盤=終盤とそれぞれにある程度厳しい流れになるので、総合的な競争能力が試されやすい。

そして、トップクラスのサラブレッドならだいたい1分33秒前後で走る。しかし、コースの形状と路面状態でペースが変わるので、
ラストスパートのスピードも変わる。
当然だが、中盤からロングスパートになれば、ラストは秒数がかかり、ゴールの直線の途中から突然一気にラストスパートとなりやすいコースならラストは速くなる。


日本では、阪神、京都、東京、中山、新潟という五つの競馬場にコースが設置されており、馬場が乾いていれば、トップクラスのサラブレッドならラスト600Mを32秒台まで出せる広々として平坦なコースと、小回りで坂があり、そのためにラストが35秒台でラスト以前からロングスパートになるコースと存在する。
単にラストスパートがすごいだけで勝てるとこと、ラストスパートはいらないが、かなりのロングスパートが必要なとことその中間的なところと。
ということは、例えば
ラスト33〜34秒
ラスト34〜35秒
ラスト35〜36秒
のどれが勝つために最適なラストスパートのペースかを、過去の同時期、同クラスのレースから割り出して、そのペースに合う特徴を持ちそうな馬を選ぶということ。

今回で言えば、34秒台前半でラストを走り、かつ、序盤中盤と合わせてトータル1分34秒以内で走れそうなのはどれか…
という条件を設定して、そこからのずれを考えていくという視点で。

こうすると、人気なのに来そうにないのはどれかが浮かび上がる。